みなさまの職場やご自宅で蛍光灯照明器具を使用しているという方はまだまだ多いことと思いますが、「もうすぐ蛍光灯がなくなる」ということを耳にしたことはないでしょうか。
今日は「蛍光灯がなくなる」といわれていることについてお知らせしたいと思います。
2023年10月末スイスのジュネーブで開催された水俣条約第5回締約国会議で、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決定されました。
(環境省による資料はコチラ「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」の結果について | 報道発表資料 | 環境省 (env.go.jp))
日本では大手電機メーカーのパナソニックが2019年3月に蛍光灯器具の生産をすでに終了し、蛍光灯ランプ部分の製造や輸出入も2027年末までに終了する予定だと発表しています(東芝や三菱電機などの大手電機メーカーも蛍光灯器具の生産終了済です)。
なぜ蛍光灯の製造や輸出入が禁止されるのかというと、蛍光灯の中には水銀が含まれており、その水銀が健康に悪影響を及ぼす危険性があるためです。
蛍光灯に使用されている水銀は毒性が高く、水俣病を誘発する原因として知られています。
蛍光灯をオフィスや工場などで廃棄する際には産業廃棄物として扱われ、都道府県から許可を得ている業者に委託して廃棄しなければなりません。蛍光灯が適切に廃棄処理されないと、蛍光灯から水銀が放出されて土壌が汚染、雨水によって地下水や河川に流れ込み水質汚染を引き起こす可能性があるからです。
人の健康被害を守り、地球環境を保全するため、水俣条約では水俣病の原因となる水銀を使用した蛍光灯の廃止が決定されました。
一般照明用すべての蛍光灯製造が2027年末までに終了することが決定したため、これからは買い替えが必要になっても購入できなくなる可能性が高まり、「蛍光灯がなくなる」ということを耳にすることが増えてきたのです。
「早めにLED照明に交換しましょう!」ということを大手電機メーカーや電気屋さんの宣伝広告で最近とくに見聞きすることが多くなってきたのには、上記のような理由があるからなんです。
それじゃあ「LED照明に変更しようと思うんだけど、いったいどれを選べばいいの?」「LEDってどんな種類があるの?」、、、 とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
次回はLED照明の特徴や種類、どのLED照明を選べばいいかという、みなさまの疑問に少しでもお役立ちしそうなことについて書いていききたいと思います。
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