LED照明の選び方①を見てくれた知り合いから、「lm(ルーメン)=明るさ」と「k(ケルビン)=色温度」については分かったけど、その他にも「よく分からない」ことがあるという声を聞き、今回は電球の選び方についてさらに詳しく見ていきたいと思います。
電球=自分でクルクルとまわして取付けたり取外ししたりできるものをLED電球に交換する場合で見ていきますね。
電球といっても図のようにいろんな形状・種類があります。これだけあると確かにどれを選んだらいいのかよくわかりませんね。
あせらず順番に見ていきましょう。
①電球の口金・・・電球の口金とは、クルクルまわす部分で、その直径が26mmのものをE26(口金)、17mmのものをE17(口金)といい、いくつか規格が決まっています(下図参照)。
まずはいまお使いの電球と同じ口金のものを選びましょう!
②明るさ・・・次に明るさを選びます。「LEDの選び方①」でも書きましたが、白熱電球40形とか60形とかと同等のものにしよう!だとか、いまの電球では少し暗く感じるから少し明るめのものにしようとか、これはお使いの状況により決めていただければいいと思います。
③電球の照らす範囲・・・従来の白熱電球は電球の丸みに沿ってほぼ360度を均等に照らしますが、LEDの光は基本的にまっすぐ下方向に強い光が出ます。LED電球初期のころは下方向は明るいけど、天井面や側面が暗い、、、という声もよく聞かれました。最近のLED電球は白熱電球に近い全方向型や、広配光型、下方型など、種類も豊富になり、照らす方向を選べるようになってきました。
例えば廊下の電球で廊下全体を明るくしたいのであれば全方向型か広配光型、食卓上のペンダントライトで特に机上面を明るく照らしたいのであれば下方型、部屋全体を明るく照らしたいのであれば全方向型か広配光型など、これもお使いの状況・場所ごとに必要なものを選びましょう。
④光の色=色温度・・・白色が良いか、電球色が良いかなど。詳しくは「LEDの選び方①」をご参照ください。
⑤電球の形状・・・上図のようにいろいろな形のもの、種類があります。口金サイズが合い、照明器具内に収まるのであればどれを選んでもよいのですが、使用用途に合ったものを選ぶようにしてください。基本的にはいま付いている電球と同じ形状のものを選んでいただくと間違いがありません。ここではいくつかの形状のものについてご説明しておきます。
シャンデリア電球形・・・文字どおりシャンデリアやアンティーク照明器具に最適な電球です
ボール電球形・・・壁面や天井面に直接、電球ソケットがある場所などの電球に向いてます
斜め取付電球・・・天井面のダウンライト内で電球取り付けソケットが横か斜めになっている器具に最適な電球です
T形電球・・・形状がコップ型の器具や筒状の器具など、縦長の器具内の電球に向いています
ハロゲン電球形・・・もともとハロゲン電球が取り付けられていたダウンライトやスポットライト器具に最適な電球です
ビームランプ形/水銀ランプ形・・・外で使われるスポットライトや看板照明として使われることが多い電球です。
⑥器具の形状・対応の確認・・・最後に選んだ電球がお使いの場所、器具に対応しているかの確認が必要です。
「密閉形器具対応」、「調光器対応」、「断熱材施工器具対応」などがあります。
例えば、、、浴室内のカバーが付いている器具などが密閉器具になります。
密閉器具対応ではない電球を密閉器具で使用してしまうと、かなりの確率で早々に点灯しなくなってしまいます。
同様に調光器対応でない電球を調光器付器具で使用すると、光がちらつき正常に点灯させることができない場合が多いです。
この場合も電球の寿命を短くしてしまいます。
断熱材施工器具対応にも注意が必要です。最近の家は断熱性能に優れ、天井内にも断熱材が使用されていることが多いのですが、ダウンライトなどで断熱材施工器具対応でない電球を使用すると早期に点灯しなくなる場合がありますし、それだけではなく最悪の場合、火災につながることもあるので注意が必要です。
今回は白熱電球をLED電球に交換する際に注意してほしい点をいくつか書かせていただきました。
電球の交換は自分で気軽に交換できますし、費用的にも長い目で見れば電気代の大幅な削減につながります。
何よりお部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。部屋の飾りや置物の変更と一緒に、また季節ごとに電球の色を変えることなんかも、かなりおすすめです。
まだの方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
もし分からないことや不明なことがあれば、何でもご相談ください!
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